イングランド代表の長身FWピーター・クラウチが、スタメンFWの座を虎視眈々と狙っている。30日のハンガリー戦では途中出場ながら3点目のゴールを奪ったクラウチは、ケガのルーニーに代わってスタメンの座を務めるべく、ワールドカップ開幕前最後のテストマッチとなるジャマイカ戦(3日)で最大限アピールをすると語った。

「ジャマイカ戦に出場する選手は、ポジション確保を狙ってみんなアピールするはず。僕もスタメンの座を勝ち取れるように最善を尽くすよ。ウェイン(・ルーニー)とマイケル(・オーウェン)がベストコンディションなら、僕が控えに回るのは分かってる。でも、チャンスがある限り、最後までアピールを続けたい」

 イングランド代表のエリクソン監督は、ハンガリー戦でFWオーウェンの背後にMFジェラードを置く4−1−3−1−1をテストしたが、クラウチは前線にFWを2枚置く4−4−2でスタメン出場したいと話す。

「どちらのシステムも効果的さ。スティーブン(・ジェラード)は前線でも素晴らしいプレーが出来るしね。最後は監督が決めることだけど、ぜひ僕をスタメンで使って欲しい。マイケルとは2トップを組んだこともあるし、その時は上手く機能した。ただ、スタメンを逃しても落ち込んだりはしない。途中出場でもチームに貢献することはできるからね」

 最後に、ハンガリー戦のゴール後に披露したロボットダンスが評判を呼んでいることについてクラウチは「おもしろ半分でやったら、思った以上に話題になっちゃって。本大会でもゴールを決めて、また披露できたらいいね」と語り、ダンスでのアピールも続けることを約束した。