東京オリンピックについて栃木県内では県と9つの市と町で出場する各国の選手を受け入れる事前合宿が予定されています。

しかし、新型コロナウイルスの影響が世界的に広がる中で、この合宿を取りやめる動きがあります。

県内では5カ国から代表選手を受け入れる事前合宿が予定されています。

とちぎテレビの調べでは、このうち県内で最も受け入れ種目が多くなる見込みだったハンガリーが体操、マウンテンバイク、ゴルフ、ボクシング、それにハンドボールの5つの競技団体の合宿を見合わせる方針を県に伝えているということです。

5つの競技の合宿は小山市、矢板市、大田原市、足利市で実施される予定でした。

小山市が受け入れを予定している新体操はオリンピックへの出場がまだ決まっていないため、市では出場権の獲得を待ってハンガリー側と協議していく方針です。

そのほかの4カ国について、小山市が受け入れ予定のナイジェリアの重量挙げは出場が確定しておらず、今後協議する方針です。

オーストリアは那須塩原市でトライアスロン選手の合宿を予定通り行う意向です。

キプロスは陸上と自転車ロードの選手4人について予定通り下野市内で合宿を行う見込みです。

市によりますと、選手らは7月14日に来日するということです。

一方、高根沢町は感染状況などからレソトからの陸上選手団受け入れを断念しています。