高齢者をだまして多額の現金を奪う特殊詐欺の被害を防ごうと、栃木県警は高齢者に接する機会が多い民間の団体を被害防止アドバイザーに委嘱しました。

特殊詐欺の被害を未然に防ぐため県警は生命保険協会栃木県協会を被害防止アドバイザーに委嘱しました。

協会には22の保険会社が加盟していて、営業や事務職員およそ5千人がアドバイザーとして活動する予定です。

県警によりますと、去年の特殊詐欺の被害件数は204件、被害総額はおよそ3億1000万円に上ります。

今年も5月までに1億円を超える被害が確認されています。

アドバイザーは顧客を訪問する機会を利用し、啓発用のチラシを渡して直接注意を呼びかけ被害の防止に協力します。