ホンダは4日、四輪車のエンジンや変速機の部品を手掛ける真岡市のパワートレインユニット製造部を、2025年中に閉鎖すると発表しました。

真岡市のパワートレインユニット製造部では、エンジンバルブやクランクシャフトなど、自動車のエンジンやミッションの部品を製造しています。

海外の工場で部品の現地調達が進み日本からの輸出が減ったほか、エンジンなど駆動系部品の品目が少なくなったため生産体制を見直したもので、およそ900人の従業員は配置転換し、エンジン部品の製造はほかの国内拠点に移管します。

ホンダは2040年にガソリンエンジン車を新車販売のラインナップから撤廃する方針を掲げていて段階的にエンジンの開発を縮小します。

自動車業界では脱炭素の流れが世界的に加速し、排気ガスを出さずにモーターで走る電気自動車の開発競争が激しくなっていてホンダも注力する計画を掲げています。