県内随一のブドウの生産地栃木市の大平地区で3日、大きく実ったブドウが今シーズン初めて出荷されました。

3日午後3時過ぎ、栃木市大平町にあるブドウの集荷所にはハウスで摘み取られたばかりのブドウが運び込まれました。

届いたのはたわわに実った巨峰や安芸クイーンなど3品種で、合わせて41箱146キログラムです。

先月の長雨で色づきが心配されましたが、巨峰は黒みを帯びた紫に、安芸クイーンは鮮やかに朱色に染まっています。

JAの職員が大きさや色づきキズがないかなど品質を検査した後、県内のほか東京や東北地方の市場に出荷されます。 

この地域は県内随一のブドウの産地で、組合員58人がおよそ5500アールの土地で20品種以上を栽培しています。

今後、ハウス栽培から露地栽培に移り、夏場にかけて出荷の最盛期を迎えるということです。