任期満了が10月に迫る衆議院の次の選挙に向けて自民党県連が実施していた栃木2区の立候補予定者の公募で2次選考が2日に行われ、選考委員会は小山市・野木町選挙区選出の五十嵐清県議会議員(51)を擁立する方針を決めました。

4日、国会議員も出席して選挙対策本部会議が開かれます。

衆議院栃木2区を巡っては支部長を務める西川公也元農水大臣が出馬しない意向を示したのを受け、自民党県連で選考委員会を設け、公募による選考作業が行われてきました。

関係者によりますと公募には18人が応募し、1次選考の結果7人が面談による2次選考に臨みました

この中には五十嵐氏の他、官僚や西川氏の長男で県議会議員の鎮央氏(49)などが含まれていて協議の結果、得点がもっとも高かった五十嵐氏を最終候補にすることを決めました。

自民党県連は4日、選挙対策本部会議を開いて選考結果を正式に決定し、5日の定期大会で承認を得たい考えです。

一方、西川氏の支持者からは「2区内を知っている人物をと県連に要望してきており、すんなり受け入れるには難しい結果」などという声があり、「円満に決まるなら2区支部長を交代したい」と発言していた西川氏や近い関係者、そして結果を受けての県選出国会議員の反応も注目されます。