栃木県議会の通常会議が1日から始まり、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ合わせて111億円余りの補正予算案など15件が提出されました。

県は今回の会議に新型コロナウイルス対応に関する2件の補正予算案を提出しました。

このうち中等症や重症の患者の受け入れ態勢の拡充や軽症者などを対象にした宿泊療養施設の確保など医療提供体制の強化と感染拡大の影響を受ける事業者への支援におよそ55億円を計上しています。

この予算案の中で入院病床を新たに39床確保します。  

一方、6月16日に宇都宮市の健康の森に開設する県営の大規模接種会場の運営費や今後、感染が急拡大した際に営業時間の短縮に協力した飲食店などへの協力金を盛り込んだおよそ56億円の補正予算案も提出しました。

この補正予算案はそのまま採決が行われ、全会一致で可決されました。

今回提出された新型コロナウイルス対策の補正予算案は111億1700万円にのぼり、補正後の予算総額は1兆448億5千万円となります。

県議会通常会議は最終日の6月21日に採決が行われます。