大田原市などを流れる清流・那珂川で1日、アユ釣りが解禁され、待ちわびた愛好家たちが引きを楽しみました。

大田原市矢倉の那珂川には、アユ釣りが解禁される日の出に合わせておよそ30人が訪れました。

那珂川は天然アユの遡上が多く関東有数のアユ釣りの名所として知られています。

晴天に恵まれて絶好の釣り日和となり、愛好家たちは、腰まで川に入ってアユの縄張りの習性を利用した友釣り用の長い竿を握り引きの感触を楽しんでいました。

地元の漁協によりますと31日の雨で水温が2、3度低くなったことから、例年よりアユの追いは少なかったということですが、水温が上がる夏本番に向けて大きなアユの数釣りが楽しめるようになるということです。

また、解禁に合わせて大田原警察署の警察官や地域のボランティアなどおよそ40人が釣り人たちに水難事故や車上ねらいを防ぐための啓発活動を行いました。

県内の川では7月上旬までにアユ釣りが順次解禁される予定です。