宇都宮市と芳賀町が導入を進める次世代型路面電車LRTの最初の車両が31日、関係者にお披露目されました。

お披露目式は宇都宮市下平出町に整備が進む車両基地で行われ、宇都宮市の佐藤 栄一市長や芳賀町の見目匡町長など関係者およそ80人が出席しました。

車両は流線形のシャープなデザインで「雷都」と呼ばれる宇都宮の雷の光をイメージして黄色をメインカラーとしました。

1編成3両で座席は50席、定員はおよそ160人です。

広々とした車内には車椅子を置くスペースのほか、ベビーカーや自転車が持ち込めるフリースペースを充実させ、さまざまな人が乗り降りしやすいつくりになっています。

さらに内装には宇都宮の「宮染め」をイメージしたカーテンなど地域の風土を意識したデザインを取り入れました。

LRTは予定より1年遅れて2023年3月の開業を目指していて、車両は17編成導入される予定です。

宇都宮市などでは今後、一般の市民・町民向けの車両の見学会を企画しています。