国内有数のサツキの産地として知られる鹿沼市で、国内最大級のサツキの祭典「鹿沼さつき祭り」が2年ぶりに始まりました。

今回で記念すべき50年目を迎えた「鹿沼さつき祭り」。

去年は新型コロナウイルスの影響で中止となったため2年ぶりの開催となりました。

今回は全国から252点が出展され、丹精込めて手入れをしたサツキが会場を彩りました。

最高賞の内閣総理大臣賞を受賞したのは千葉県の藪利雄さんの作品で、力強い幹に葉や花の調和のとれた逸品です。

このところサツキが輸出され海外に広がりを見せていることから、今回初めて世界の愛好家の作品も展示されました。

その中にはおととし、鹿沼市がローマ法王に贈ったサツキもあります。

「多様性のある社会」「差別のない社会」というメッセージが込められていて、優美な姿そのままに里帰りをしました。

会場では50年を記念して歴代の内閣総理大臣賞を受賞したサツキのパネル展のほか、土日限定のサツキの苗木の無料配布なども行われています。

「鹿沼さつき祭り」は6月7日までです。