栃木労働局が28日に発表した4月の栃木県内の有効求人倍率は1.01倍で、前月に比べ0.02ポイント上回ったことがわかりました。

 大型連休前で消費需要が高まったことから求人が増え、3カ月ぶりの上昇となりました。

内訳をみると新型コロナウイルス対策で企業や学校からの空調工事の依頼や休業した店舗から改装工事などの需要が増えたことで、建設業は6カ月連続で新規の求人が増えました。

一方で宿泊業・飲食サービス業は大型連休を前に宿泊予約が増加したほか、時短営業などで飲食店の収入が減り離職者が増えたため、その欠員補充などで10カ月ぶりに前年比を上回ったものの、厳しい状況に変わりはないということです。