宇都宮市と芳賀町が導入を進める次世代型路面電車、LRTの最初の車両が27日、宇都宮市内の車両基地にやってきました。

LRTの車両は新潟県の工場を26日の夕方出発し、27日午前4時30分ごろ、整備が進む宇都宮市下平出町の車両基地に到着しました。

午前8時ごろからは宇都宮市の佐藤栄一市長や芳賀町の見目匡町長が見守る中、電線から電気を受け取るパンタグラフを車両に取り付け、その後レールに乗せる作業が行われました。

LRTは1編成3両で全長およそ30メートル、定員は160人、車両の愛称は住民アンケートで「ライトライン」に決まっています。

JR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までのおよそ14.6キロを44分ほどで結び、全国で初めて軌道を新設するLRTです。

事業費は当初の計画から増加し、684億円となっています。

車体には保護ビニールがまだまかれたままで、今月31日に関係者によるお披露目式で姿を見せます。