宇都宮市の佐藤 栄一市長は27日の定例会見で高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種を6月27日から開始すると発表しました。

個別接種を中心に高齢者のワクチン接種を進めるとしている宇都宮市では5月17日からかかりつけ医などでの個別接種が始まっていて、市によりますと現在高齢者のうちおよそ7割が予約を終えているといいます。

接種をより進めるため宇都宮市は高齢者の集団接種を6月27日と7月4日、7月11日の3日間、合わせて10会場で実施すると発表しました。

予約は6月7日からで、個別接種と同様にコールセンターや予約サイトで受け付けます。

集団接種を始めることで市では7月中に高齢者のワクチン接種を終える計画です。

また、佐藤市長は今年3月から導入が始まったICカードでの市内路線バスの利用について、片道運賃の上限を400円とするサービスを6月30日から開始すると発表しました。

対象は交通系ICカードでのバス利用者のみで、サービスが適用されるのは午前9時から午後4時です。

市によりますと、運賃が400円を超えるのは年間利用者のおよそ1割で、バス事業者の減収分は市が補助をします。

上限運賃制度の導入により買い物や食事、観光などさまざまな分野で郊外部と中心市街地の行き来が活発となることが期待されています。