自転車の安全な乗り方やマナーを学んでもらおうと25日、宇都宮市内の中学校でプロの自転車チームの選手による出前教室が開かれました。

この教室は宇都宮市とプロロードレースチーム宇都宮ブリッツェンが連携して毎年市内の学校で開いているもので、今回は作新学院中等部の生徒およそ480人が参加しました。

講師を務めたのは作新学院高等部自転車競技部OBの中村魁斗選手です。 

中村選手は練習中のヒヤっっとした経験をもとに交差点では見えないところから人や車が来ることを予測して安全確認をすることが大切だと呼びかけました。

今年、民間団体が発表した自転車通学時の事故件数調査で、栃木県内で起きた自転車通学中の事故のうち、中学生が最も過失の重い「第1当事者」となった割合が59.6%に上り、全国で最下位でした。

生徒たちは自転車を使い、15センチ幅の一本橋を渡ったりカラーコーンをすり抜けたりして運転の技術を学びました。

また、死角からの飛び出しや傘を差しながらの片手運転などの危険な乗り方も体験し、ルールやマナーの大切さを身をもって感じていました。