新型コロナウイルスについて栃木県と宇都宮市は25日、新たに28人の感染を発表しました。

感染が確認されたのは、益子町、那須塩原市、上三川町、栃木市、鹿沼市、日光市、真岡市、下野市、宇都宮市、佐野市の小学生から80代までの男女28人です。

このうち宇都宮市の20代の男性は、宇都宮南警察署下栗町交番に勤務する警察官で、非番だった23日に発熱の症状がありました。  

発症前日の22日は出勤し一般の人と接触していますが、濃厚接触に当たるか調査中です。

県内の感染者は累計で6136人となりました。

現在の療養者は327人で、このうち重症は8人、入院調整中は35人です。

また、変異株について県はこれまでに陽性が確認されている10代から60代の男女14人から確認したと発表しました。

県内での変異株の確認は累計で463人です。

近県の状況は埼玉県で128人の感染、茨城県で51人の感染、群馬県で2人の死亡と36人の感染が確認されています。

また、新型コロナウイルスのワクチンについて真岡市は25日、生理食塩水を規定の量より多く入れ薄くし過ぎた可能性があるとして6回分を廃棄したと発表しました。

今月23日に集団接種を実施した際、6回分のワクチンが入った瓶から看護師が注射器でワクチンを取り終えた後、まだ1回分が残っていたため、安全性を考慮しこの瓶の分を廃棄したということです。