現職市長の死去に伴い行われた日光市長選挙の投開票が23日に行われ、新人で前の市議会議員の粉川昭一さんが新人同士の一騎打ちを制し初当選を果たしました。

日光市長選挙は前の市議会議員の粉川昭一さん(57)と元副市長で自民党県連の推薦を受けた阿部哲夫さん(71)の保守系同士の新人2人による一騎打ちの戦いとなりました。

開票の結果、前市長の市政継続を掲げた粉川さんが17249票を獲得し、阿部さんに87票という僅差で初当選を果たしました。

激戦から一夜明けた24日午前、粉川さんは日光市木和田島の選挙事務所で会見し、僅差での勝利を受けて「市の中の課題の表れと思い、肝に銘じて取り組む」と気を引き締めました。

粉川さん:「市民の付託を背負い国際文化観光都市の日光市を背負う自覚が生まれた」

粉川さんは真っ先に取り組むことに新型コロナウイルス対策を挙げ、さらに前の市長が取り組んだ財政再建を継続・発展させるため市の厳しい状況を市民に理解してもらう努力をしながら将来的な展望を示したいと意気込みました。

粉川さん:「市民と乗り越え厳しい中でも夢と希望もてる日光に。コロナ禍から次の展開へ大嶋市政を引き継ぎつつ次の展開へ発展させられる日光市づくりに取り組む」