大嶋一生市長の死去に伴う日光市長選挙は23日、投開票が行われ、新人で前の市議会議員の粉川昭一さんが初当選を果たしました。

日光市長選挙は前の市議会議員の粉川昭一さん(57)と元副市長で自民党県連の推薦を受けた阿部哲夫さん(71)の保守系同士の新人2人による一騎打ちの戦いとなりました。

開票の結果、粉川さんが17249票を獲得し、阿部さんに87票という僅差で初当選を果たしました。

粉川さんは会社社長や大沢ひまわり隊の初代代表などを歴任し、2010年に当時経営者で4月に亡くなった大嶋市長から声をかけられ、共に市議会議員選挙に挑戦し初当選しました。

選挙戦では大嶋市政を引き継いで市の行財政改革を進めるほか、喫緊の最重要課題としてワクチン接種などのコロナ対策を挙げ支持を呼びかけました。

投票率は50・84%で、過去最低だった前回2018年の59.87%を9・03ポイント下回り過去最低を更新しました。