レアルが自分を欲しがっていることを明かしたエリクソン監督
 イングランド代表のスベン・ゴラン・エリクソン監督が、「レアル・マドリーが自分を欲しがっている」と代表選手に漏らしたという。『ザ・サン』紙が伝えた。
 
 エリクソン監督はドイツワールドカップ終了後の退任が決まっているが、来シーズンからレアル・マドリーで指揮を執ることに自信を覗かせているという。しかも、いかにしてクラブを強化するかについて、すでに思案中だというのだ。

 そこで、イングランド代表選手を抱えるクラブに不安が浮上している。ワールドカップ期間中、エリクソンがイングランド代表選手たちにスペイン行きを説得する可能性があるからだ。もしそうなれば、周囲からの反発は必至であり、チーム内の秩序を保てるかも問題となる。

 エリクソンは「ワールドカップ開幕前には今後のことを決めたい」と公言しており、すでに強力な味方もいる。レアル・マドリー会長選挙に立候補する有力候補の億万長者、ビジャ・ミル氏がエリクソンの監督就任を公約に掲げる予定と言われているのだ。

 ワールドカップ開幕前に浮上した指揮官の去就問題。40年ぶりの優勝を目ざすイングランド代表は、新たな頭痛の種を抱えることになりそうだ。