イングランド代表のスベン・ゴラン・エリクソン監督は、ワールドカップを戦うスタメン11人をすでに決めたようだ。30日にハンガリー代表、6月3日にジャマイカ代表と本番前に2度の親善試合を戦うイングランド代表だが、エリクソン監督は「特別なことがない限り、2試合とも本大会のスタメンで挑む」と語り、グループリーグ初戦のパラグアイ戦に送り出すメンバーがすでに固まっていることを示唆した。

 予想されるスタメンは、次の通り。
GK:ロビンソン
DF:ネビル、ファーディナンド、テリー、A・コール
MF:ベッカム、ジェラード、ランパード、J・コール
FW:オーウェン、クラウチ

 一方、ベラルーシ代表との練習試合(25日)で大活躍し、スタメン出場を期待する声も多いMFアーロン・レノンについて、エリクソン監督はスーパーサブとしての起用を明言した。

「レノンがスタメンに名を連ねる機会は多くないだろう。しかし、彼はベンチスタートでも十分活躍できる選手。そもそも、レノンの選出はギャンブルではない。ショーン・ライト=フィリップスとも迷ったが、調子を考えればレノンが選ばれて当然だ。本大会でも貴重な戦力になってくれるだろう」

 また、ベラルーシ戦では途中出場で約30分プレーした17歳のFWセオ・ウォルコットについて「3つほどいいプレーもあったし、スピードで持ち味を発揮していた。相手DFも2人がかりで止めようとしていただろう。トレーニングでも、毎回『ボールをよこせ!』と叫んでいるし、何も問題はない」と、ワンダーキッドの適応能力に目を細めてていた。