ドイツでのワールドカップに向けて最後の調整に入ったスペイン代表は27日、ロシア代表とテストマッチを行った。

本大会のグループリーグ最大のライバルとみられるウクライナ代表対策として行われたこのテストマッチで、スペイン代表のルイス・アラゴネス監督はスターティングメンバーに現段階でのベストメンバーを起用。ゲーム開始時は4−3−3だったシステムを、後半途中にレジェス(アーセナル)とホアキン(ベティス)を投入してサイド攻撃を目的とした3−5−2にチェンジするなど勝ちにいったが効果なく、結局スコアレスドローでゲームを終えた。

ボール保持率では65パーセントとロシア代表を圧倒し、ゲームを支配したスペイン代表だが、スペイン各紙は「失望の大きなドロー」(マルカ紙)、「味気ないテストマッチ」(アス紙)、「明らかな決定力不足」(スポルト紙)、「忘れるためだけにあったゲーム」(ムンド・デポルティーボ紙)と、いずれも辛口な評価を下している。

GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、パブロ、プジョール、アントニオ・ロペス(→ホアキン・72分)
MF:セナ(→チャビ・46分)、アルベルダ(→シャビ・アロンソ・46分)、セスク(→イニエスタ・46分)
FW:ルイス・ガルシア(→ラウル・46分)、フェルナンド・トーレス、ビージャ(→レジェス・61分)

<得点>
0−0