愛弟子ルーニーの復帰に期待を寄せるファーガソン監督

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 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、右足骨折でワールドカップ出場が微妙な状態であるFWウェイン・ルーニーについて、「ワールドカップでプレーすべき選手」と語り、愛弟子のドイツ行きを後押しする姿勢をみせた。

 25日にルーニーの精密検査を行ったマンチェスター・ユナイテッドは「今後3週間はトレーニングに参加出来ず、再検査で最終判断を下す」と経過を発表。この結果を受けて、「100%の状態でなければドイツ行きを認めない」とルーニーの召集に否定的であったファーガソン監督は、一転してイングランド代表への協力姿勢を示した。

「マンチェスター・ユナイテッドがルーニーのドイツ行きに反対していると言われるのは非常に心外だ。私に言わせれば、ルーニーこそワールドカップでプレーすべき選手。それは本人にも伝えてあるし、ドイツで得られる自信や経験は我々にとっても大きなプラスだ」

 ファーガソン監督の許可を受けたルーニーは、6月5日に代表チームと共にドイツへ出発。しかし、6月14日に行なう再検査のために一時帰国することから、回復が順調でも復帰は決勝トーナメントからになる見通しだ。

 一方、検査結果を聞いたイングランド代表のエリクソン監督は「マンチェスター・ユナイテッドの協力には感謝している。再検査の結果が良好で、ウェインがワールドカップでプレーできることを願っている」と、ルーニー復帰に期待を寄せていた。