マンチーニ監督とも不和が囁かれるアドリアーノ(右)去就に注目が集まる
インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカル・ディレクター)は26日、同クラブに所属するFWアドリアーノの今夏の放出を否定した。同TDは、ミランやレアル・マドリーへの移籍が噂されるアドリアーノについて「彼は来季もインテルに必要不可欠な選手。移籍マーケットに出していなければ、そうするつもりもない。メディアが騒いでいる(移籍)話はすべて作り話だ」と語り、アドリアーノ獲得を狙うクラブに警告を発した。

一方、ワールドカップに向けてブラジル代表合宿中のアドリアーノ本人は、インテルの環境の悪さを嘆き「ブラジル代表にはとてもすばらしい雰囲気があるが、僕のクラブはそうじゃない」と語り、さらに不和が囁かれるマンチーニ監督との関係についても「ケガが完治していない状態のときに無理矢理プレーさせられた」と告白し、インテルからの移籍をほのめかした。またアドリアーノはレアル・マドリー行きについて「何が起こるかわからない」と否定せず、「とにかくワールドカップが終わってから今後についての決断をしようと思う」と語っている。