移籍に心が傾くクレスポ(C)EFE
 アルゼンチン代表のFWエルナン・クレスポは、チェルシーから契約延長のオファーを受けたことを明らかにした。プレミア王者チェルシーとの契約を2年残すクレスポは、アルゼンチン紙の取材に対し、2009年までの契約延長を提示されたと語っている。

「チェルシーとの契約は2年残っているけど、さらに1年間の延長をオファーされた。今季の働きが評価されたんだろうね。プレミア優勝に貢献できて僕も満足しているよ」

 しかし、クレスポの去就はいまだ不透明な状況。モウリーニョ監督が残留を望み、オーナーのアブラモビッチ氏から説得を受けたにもかかわらず、クレスポの心は移籍に傾いているようだ。

「イングランドに残るかどうかはまだ分からない。僕はイタリアかスペインに移籍したいと言ってきたし、その点はチェルシーも理解しているはず。ただ、アブラモビッチオーナーには『ファンは君を愛していて、監督も必要としている。しかも、私が契約延長をオファーしているんだ。移籍する理由がどこにある?』と言われたけどね」

 ロンドンでの生活にいまだ馴染めないことから、移籍を希望していると言われるクレスポ。セリエAクラブに加え、トルコのフェネルバフチェも獲得に興味を示しており、今季限りでスタンフォード・ブリッジを去る可能性は高そうだ。