紅白戦では控え組に入ったラウル

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ワールドカップ開幕まであと約2週間と迫った24日、スペイン代表はスタメン組と控え組に分かれて紅白戦を行った。

システムは今季のバルサと同じ『4−3−3』が採用され、注目を集めるスタメン組にはゴールマウスにカシージャス、ディフェンダー右からセルヒオ・ラモス、プジョール、パブロ、デル・オルノ、中盤の底にはセナが入り、その両サイドをシャビ・アロンソとセスク、そして3トップとなるフォワードにはルイス・ガルシア、フェルナンド・トーレス、ビージャが入った。

一方、ケガで今シーズンの半分を棒に振ったFWラウルとMFチャビはそれぞれ控え組でプレーし、本大会での先発入りにも暗雲が垂れ込めてきている。中でもルイス・アラゴネス監督の悩みは、今季26試合出場で5ゴールに終わったラウルの使いどころのようだ。同監督は今合宿、ラウルを中盤の左で試すなど試行錯誤を繰り返していることから、得点が欲しい場面での切り札的な存在としての起用を考えているようだ。

スペイン代表は27日にロシア代表と、6月3日にエジプト代表とのテストマッチを行い、その後ドイツへ向かう予定となっている。