アズーリ(イタリア代表)の守護神ジャンルイージ・ブッフォン(28=ユベントス)に対する捜査が厳しさを増している。24日、パルマ当局は賭博容疑のブッフォンに出頭命令を出した。W杯を目前に控えたアズーリは現在フィレンツェ近郊のコベルチャーノで合宿中だが、社会現象となった“カルチョ・スキャンダル”徹底解明の前に代表選手といえ、特例は許されなかった。ブッフォンは大勢のマスコミが見守る中、合宿地を後にした。

パルマ当局によるとブッフォンの当座預金の支出入に不明瞭な点が見られ、06年1月16日の1万ユーロ(約140万円)の出所を例に挙げ追及する模様。ブッフォンは「確かに賭けはやったことがある。ただ、サッカー選手の賭けが禁止された05年秋以降は一切やっていない。自分は常に規則を遵守している」と潔白をアピールしているが事態は予断を許さない。若干18歳でパルマの正GKの座を射止めたブッフォン、天才GKに初スキャンダルが重くのしかかる。