ニューカッスルがフェイエノールトのオランダ代表FWディルク・カイト獲得に本腰を入れはじめた。アラン・シアラーの引退でフォワード陣の補強が必要なニューカッスルは、マイケル・オーウェンのパートナー役としてカイトを獲得候補にリストアップ。さらに、カイト本人が「僕のスタイルはプレミアにフィットすると思う。ニューカッスルのようなクラブでプレーできたら夢のようだ」と発言したことでニューカッスル側の動きは本格化しており、グレン・ローダー監督も自らドイツワールドカップでカイトの視察を行なうと話している。

「カイトは我々が興味を持つ選手の1人だ。ドイツで彼のプレーを観るのが楽しみだね。ニューカッスルでプレーしたいと言ったようだが、私は特に驚かなかったよ。彼のような才能を持つ選手が、5万人の観客を前にプレミアでプレーしたいと思うのは当然のことだ」

 さらに、フォワード獲得に積極的なニューカッスルは、ルート・ファン・ニステルローイ(マンチェスター・ユナイテッド)、ジャーメイン・デフォー(トッテナム)、ダレン・ベント(チャールトン)、マーク・ヴィドゥカ(ミドルスブラ)といった選手の獲得にも興味を示しているという。

 今夏、クラブ史上最多の206得点を残したシアラーの後継者探しが最重要課題となるニューカッスル。シアラーの背番号9を受け継ぐフォワードにはサポーターの期待も大きくなるだけに、その人選には注目が集まる。