リバプール所属のフェルナンド・モリエンテスがバレンシアの来季の補強候補にリストアップされた。来季に向けてフォワードの強化を行いたいと考えるバレンシアは、キケ・サンチェス・フローレス監督、そして先日スポーツディレクターに就任したばかりのアメデオ・カルボーニの強い要請で、モリエンテス獲得に動くものと思われる。一方のモリエンテスもラファ・ベニテス監督の下、コンスタントな出場機会はなく、それを求めて移籍に応じる構えもある。

だが、最大のネックはその年俸にある。リバプールでは300万ユーロ(約4億2000万円)を受けているモリエンテスにバレンシアが用意できる金額はその半分の150万ユーロ(約2億1000万円)。さらにレアル・マドリーからリバプールが獲得した際に生じた900万ユーロ(約12億6000万円)に準ずる高額な移籍金も捻出しなければならない。またバレンシアにとってはモリエンテスの30歳という年齢も考慮しなければならないところだ。

モリエンテスを第1希望として捉えるバレンシアだが、その他のオプションとしてはデポルティーボ・ラ・コルーニャのFWディエゴ・トリスタン、フェイエノールトのFWサロモン・カルーの名前が挙がっている。