「大幅な変更はない」と語ったライカールト(右) (C)EFE
 バルセロナのフランク・ライカールト監督は22日、来季のチーム構想について「選手が大幅に入れ替わることはない」と明言した。

 バルセロナは同日にラポルタ会長、チキ・ベギリスタインTD(テクニカルディレクター)、フェラン・ソリアーノ副会長、そしてライカールト監督を交えた会議で、来季のチーム編成について意見を交換。その主な議題は、今季限りでの退団が決まっているFWラーションの後釜候補の絞込みと、補強が必要なポジションについてのものだったようだ。

 会議を終えたライカールト監督は「今季のチームは素晴らしく機能していたので、大幅な選手の入れ替えはない」と話しながらも、フォワードの獲得は必要との見解を示した。「ラーションが抜けるので、フォワードの補強はすることになるだろう」とライカールト監督。そして「獲得するフォワードはラーションと似たタイプの選手じゃなくても問題ない。選手それぞれに特徴があるから」と語った。

 さらに同監督は、この会議でディフェンダーの補強も要求したようだ。「選手の名前はここでは挙げないが、ディフェンスラインの強化は必要だ」。また来季からアヤックスの監督に就任することが決定したテン・カテ第2監督の後任探しについては「まだ慌てる時期ではない」と話している。

 一方、スペイン紙では、そのテン・カテ第2監督の後任として、オーストラリア代表コーチのヨハン・ニースケンスの名前が挙げられている。