シーズン中盤で“不正”を察知していたフィーゴ(左)だが…
セリエA1年目を終えたばかりのフィーゴ(33=インテルMF)がガゼッタ・デッロ・スポルト紙上で今季を振り返った。話題の中心はやはり前ユーベGMモッジによる「審判操作」スキャンダル。フィーゴは今季中盤「試合前に審判室でモッジは何を話していたんだ?」と言及したことが引き金となりモッジの逆鱗に触れ、逆に罰金処罰を受けていた。

問題の場面を「モッジはパパレスタ審判の部屋につながる階段を昇り降りしていた。部屋に入ったかは知らないが確かにそこにいた。今回のスキャンダル発覚を考えるとやはり自分は正しかった」と笑みを浮かべた。ユーベ、ACミラン、フィオレンティーナなど上位陣が捜査対象となっている中「インテルが潔白で真摯なクラブであることを誇りに思う」と胸を張ったフィーゴ。

「もう全盛期のプレイは無理だろう」との周囲の声を吹き飛ばす今季の大活躍に加え、自分の正義を貫いたフィーゴ。スキャンダル続出のセリエA、クリーン・カルチョ復活には彼のような人材が必要だ。