プレミアで骨を埋める覚悟を決めたバラック

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 先日チェルシーと3年契約を結んだドイツ代表MFミヒャエル・バラックは、自らのキャリアをプレミアリーグで終える覚悟であると語った。

チェルシーが僕にとって最後のクラブになればいいと思っている。僕はもう29歳だし、3年契約も結んだ。今後は結果を出して、チェルシーとの契約を延長できれば最高だ。今はチェルシーで引退することしか考えていないよ」

 また、チャンピオンズ・リーグ(CL)優勝を目標に、チェルシーと週給13万ポンド(約2600万円)とも言われる契約を結んだバラックだが、豪華絢爛なメンバー構成だけではビッグイヤーを獲得することはできないと語った。

「僕の目標はCLの優勝だ。そして、チェルシーには最高の条件が揃っているよ。でも、どんなチームにとっても勝てる保証なんてどこにもないんだ。僕はレバークーゼンでCLの準優勝を経験した後、バイエルンに移籍した。ゼ・ロベルトやダイスラーも同時に移籍して、ドイツ史上最強のチームだって言われたけど、そのシーズンのバイエルンはグループリーグで敗退してしまった。いくら良い選手を揃えても、それだけでは勝てないということさ」

 ドイツでの絶対的な地位を捨て、イングランドに骨を埋める覚悟を決めたバラック。プレミア連覇を決めながらCLでは結果を残せないチェルシーにとって、バラックの持つドイツ屈指の経験こそ最高のチーム強化に繋がりそうだ。