バルサの補強候補として名前が挙がっているトレゼゲ

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 チャンピオンズリーグ制覇を果たしたバルサが、早くも来季の補強に向けて動き始めた。これまでアーセナルのFWティエリ・アンリの獲得を狙ってきたバルサだが、19日にアンリ自身が「アーセナル残留」を宣言してすべては白紙に。バルサ幹部たちはこれにより、アンリに代わるFW探しに奔走することとなった。

 20日付のスペイン紙‘Sport’によると、現在バルサの補強候補に挙がっているFWは4人。その4人とはビジャレアルのウルグアイ人FWディエゴ・フォルラン、ユベントスのスウェーデン人FWズラタン・イブラヒモビッチ、同じくユーベのフランス人FWダビ・トレゼゲ、そしてマンチェスターUのオランダ人FWファン・ニステルローイだ。

 同紙ではこの4人のバルサ移籍の可能性を分析し、その中でフォルランはビジャレアルが設定する移籍金が2400万ユーロ(約33億円)と高く、獲得は難しいと断言。さらにユベントスのイブラヒモビッチとトレゼゲについては、審判操作問題などでセリエB落ちの危機にある同クラブの状況がはっきりしてから獲得の可能性を探ることになると伝えている。またファン・ニステルローイについては、マンUからの今季限りでの退団が決定的だが、控えの立場に我慢できなかった同選手の性格的な問題がライカールト監督を始めとするバルサコーチ陣のネックとなると断じている。

 また同紙は「今季、欧州チャンピオンに輝いたバルサが新シーズンに向けてどのような補強を行うか注目の集まるところだが、すべてはワールドカップが終了してからになるだろう」と予想している。