久保が所属するヘタフェの戦い方に異を唱えたのがサビッチ(左)だ。(C)Getty Images

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 現地時間3月13日に行なわれたラ・リーガ第27節で、首位のアトレティコ・マドリーは久保建英が所属する15位のヘタフェと敵地で対戦。ディエゴ・シメオネ監督の就任以降、16勝2分け0敗、34得点・0失点と圧倒している“お得意様”を相手に痛恨のスコアレスドローに終わった。

 立ち上がりから、リトリートして4−4−2の3ラインでブロックを作ったヘタフェの堅守を崩せず苦戦。たまらず、後半頭からジョアン・フェリックスを投入、64分には3枚替えで打開を図り、70分には敵DFアラン・ニョムが一発退場となり、数的優位となったものの、最後まで青い壁を崩せなかった。

 試合後のフラッシュインタビューで、ヘタフェの守備的な戦術や戦う姿勢を批判したのが、アトレティコのCBステファン・サビッチだ。現地紙『AS』が伝えている。

【動画】久保建英の投入直前でまさかの試合終了…サビッチが批判したヘタフェ対アトレティコのハイライト
「我々は良いゲームをした。チャンスを作ったが、入らなかった。ヘタフェはデュエルのたびに悲鳴を上げて、プレーしたくないようだった。時間を消費しようとしていた。最初の1分から時間稼ぎをしていたんだ」

 モンテネグロ代表DFは、「サッカーはそれを許めているし、彼らには彼らの権利がある」と続けたものの、悔しさを隠しきれない様子だった。

 なお、6試合連続のベンチスタートとなった久保は、後半アディショナルタイムに出場する準備をしていたが、投入直前に終了のホイッスルが鳴り、移籍後初めて出番なしに終わっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部