前半18分、レーマンに対しレッドカードを提示したハウゲ主審
 17日に行われたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で主審を務めたテリエ・ハウゲ氏は、アーセナルのGKレーマンを退場にした判定について「もう少し時間をかけて判断すべきだった」と振り返った。

 問題のシーンは前半18分。バルセロナのMFロナウジーニョが出したスルーパスに抜け出したFWエトーを、ペナルティエリア手前でレーマンが倒してしまう。その後、こぼれ球をバルセロナのFWジュリがゴールに押し込んだが、ハウゲ氏はレーマンにレッドカードを提示し、バルセロナのFKで試合を再開させた。

 この判定についてハウゲ氏は、アドバンテージを取ってバルセロナのゴールを認めるべきだったと、ノルウェー紙に語ったのだ。

「レッドカードの決断を下す前に、もう少し時間を取るべきでした。そうすれば、バルセロナのゴールを認め、退場ではなく警告で済ませることが出来たかもしれません」

 しかし、この試合のジャッジに対してアーセナルのベンゲル監督やFWアンリから批判を受けていることについては「試合は問題なくコントロールしていましたし、自分のジャッジにも満足しています。CLの決勝というビッグゲームで敗れたのですから、アーセナルから不満が出るのも分かります。しかし、あと数日も経てば、冷静に振り返ることが出来るでしょう」と語り、自らの正当性を主張していた。