エリクソン監督が前線での起用を示唆したジェラード

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 イングランド代表のスベン・ゴラン・エリクソン監督は、右足骨折でワールドカップ出場が危ぶまれているウェイン・ルーニーの代役として、MFスティーブン・ジェラードを前線で起用する可能性を示唆した。

 グループリーグの欠場が決定的なルーニーに加え、マイケル・オーウェンもケガから復帰したばかりである状況を考慮して、エリクソンは今季リバプールで23得点を挙げたジェラードのFW起用も視野に入れているようだ。

「ジェラードは様々なポジションでプレーできる。FWでもプレーできるし、右サイドバックをやらせても素晴らしいんだ。ジェラードをどこで起用するかはまだ決めていないよ。ただ、FWで使うのもオプションの1つ。すべてはルーニーとオーウェンの状態次第だ」

 一方エリクソンは、現在ポルトガルで行なわれている合宿の状態から、オーウェンの復活に手ごたえを感じているようだ。

「オーウェンのキレはかなり戻っている。トレーニングでも点を決めているし、とにかくハングリーだ。コンディションも万全のようだしね。完璧な状態でワールドカップを迎えてくれるだろう」

 ウォルコットの“サプライズ選出”で話題を呼んだイングランドFW陣だが、大黒柱ルーニーを欠き得点力の低下は免れない状況。中盤には豊富な人材を揃えるだけに、エリクソンがオーウェンとジェラードの2トップを起用する可能性は高そうだ。