悲願のビッグイヤーに手が届くか

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 17日のチャンピオンズ・リーグ決勝戦を前に、副審の交代が発表された。当初、ノルウェー人のオレ・ヘルマン・ボルガン氏が副審を務める予定であったが、16日のノルウェー紙にバルセロナのユニホームを着た同氏の写真が掲載されたため、急遽交代の決定が下されたというのだ。

 写真を掲載したノルウェー紙は、決勝を前にバルセロナとアーセナルの両ユニホームを着たボルガン氏の写真を使う予定だったが、撮影時にバルセロナのユニホームしか持ち合わせていなかったため、問題の写真のみが掲載されたと説明している。

 当のボルガン氏は「ユニホームを着るように頼まれた時には、状況を深く考えていませんでした」と軽率な行動に反省の様子。また、決勝で主審を務めるテリエ・ハウゲ氏は「まったく軽率な行動です。決勝で副審を務める喜びからの行動とはいえ、許されません。ただ、彼がバルセロナファンという事実はありません」と語っている。

 一方、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は「私は審判を気にして試合を戦うことはない。バルサのユニホームを着て写真に撮られようと気にしないよ」と語り、バルセロナのフランク・ライカールト監督は「今度は彼にアーセナルのユニホームを渡して、写真を撮ればいい。それで1−1の引き分けだろ?」とコメントするなど、決勝を戦う両監督は気にも留めない様子だった。