イタリアと同組のアメリカが最も警戒するトニ (C)EFE
 W杯メンバー正式発表から一夜明けた16日、世界中が本番モードに染まってきた。イタリアと同組のアメリカではニューヨーク・タイムズ紙がイタリア代表FWルカ・トニ(28)の特集記事を組んでいる。

 今季開幕前にパレルモからフィオレンティーナに移籍したトニ、38試合出場で31得点を挙げ文句なしの得点王となった。E組シードのイタリア代表、最も警戒する人物としてアメリカ最大紙が選ぶのは自然の流れだった。タイムズ紙は「トニはカルチョ界の闘神。モデルの彼女がいて、フェラーリで旅行をするイタリアン・スタイルを貫いている」と紹介、「トニの能力、プロ精神には感服させられる。スキャンダルにまみれたカルチョ界にあって、彼はクリーン・カルチョの象徴的存在だ」と締めくくっている。