入団会見に臨むバラック

写真拡大

 チェルシーは、ドイツ代表のMFミヒャエル・バラックと3年契約を結んだことを発表した。今季限りでバイエルンとの契約が切れたバラックを移籍金ゼロで獲得したジョゼ・モウリーニョ監督は、記者会見の席上で次のように語っている。

「バラックの加入がフランク・ランパードやチームにどのような影響を与えるか? もちろん、その影響は大きい。ランパードも一緒にプレーできるトップクラスの選手を欲しがっていたしね。もちろんチーム力も向上する。彼らと共に来季も仕事ができることを楽しみにしている」

 さらにモウリーニョは、バラックが今夏の移籍マーケットにおける獲得第1号であり、選手補強はさらに継続されると語った。

「チェルシーは多くの選手を獲得しない。ただ、2人か3人の世界的名手を獲得するつもりだ。我々は今季、リーグ2連覇を達成したが、この記録をさらに更新したいと思っている。補強がうまくいけば、それも可能となるだろう」

 金満クラブと呼ばれて久しいチェルシーだが、バラックの補強に移籍金は発生しなかった。財政力のある王者は、今夏その豊富な資金を移籍マーケットに注ぎ込むだろう。リーグ3連覇に死角はなさそうである。