チェルシーのDFウィリアム・ガラスは5年間在籍したチェルシーからの移籍を希望していると明らかにした。

「自分の将来をよく考えた結果、チェルシーを離れる決意を固めた。これは最終的な決断だ。僕には新たなチャレンジが必要なんだ。チェルシーには、もう5年もいる。違うリーグも経験したい。ミランが僕に興味を持っていると聞いているよ。イタリアでプレーするのも悪くないと思っている」

 一方、ガラスの移籍志願発言を受けたチェルシーは、次のような声明を発表した。

「チェルシーはウィリアム・ガラスを高く評価しており、彼の功績を考慮した契約延長のオファーを提示しているところです。いまだオファーの段階ではありますが、今後4年間はチェルシーでプレーしてもらいたいと考えています。ただ、彼がもしオファーを断った場合でも、契約は1年残っています。チェルシーにガラスを放出する意思はありません」

 チェルシーのモウリーニョ監督は、ガラスを本職のセンターバックではなく、サイドバックで起用し続けており、この采配にガラスは不満を持つとされている。移籍志願は「お金のためではない」と言うガラス。徹底抗戦の構えをみせるチェルシーを振り切り、新たなチャレンジへ踏み出すことができるだろうか。