思わぬ代表落選となったペルニア

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ヘタフェの指揮官ベルント・シュスターが、5日に発表されたスペイン代表のW杯メンバー候補の人選に苦言を呈した。

同メンバー候補27名の中には、当選確実と見られていたヘタフェの左SBペルニアが不在。これに対しシュスター監督は「私が代表監督なら間違いなくペルニアをドイツに連れて行く」と断言し「ペルニアは(ディフェンダーながら)今季10ゴールを挙げている。その彼がW杯に行けないなら残念で仕方ない」と話した。

また同監督は、左サイドバックのポジションで選出されたチェルシーのデル・オルノを槍玉に挙げ「彼が今シーズンやったことはチャンピオンズリーグでメッシーに蹴りを食らわせたことぐらいだ。そんな選手を代表に呼び、最高のシーズンを送っているペルニアを呼ばないなんて考えられない」と不満を表した。

スペインメディアの中でも「ペルニアを代表に」と推す声は強く、ドイツ行き最終メンバー発表の15日まで、このペルニア論争が収まることはなさそうだ。

なお、シュスター監督から思わぬ口撃を受けたデル・オルノは「シュスターの発言は自分のチームの選手をかわいく思うあまりに出てしまったものだと思うけど、彼はその発言によってチェルシーの試合を全然見てないことを晒してしまったね。オレは今季チェルシーで35試合はプレーしているし、プレミア1年目にしてはすばらしい出来だったと自分では思う」と反論している。