発言に一切ブレがないカズレーザー

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今月12日発売の『週刊文春』で、ジャニーズ事務所の重鎮とも言える近藤真彦の不倫が報じられた。25歳年下女性との不倫という事実はもちろん「(不倫は)揉み消せる」と豪語したという近藤の態度が伝わり、世間からは批判的な声が相次いだ。しかし情報番組では近藤に対する同情的なコメントも多く、“忖度している”と指摘する声も少なくない。そんななか「不倫しなければいい」と意見を述べたカズレーザーに対しては、芸人として先輩である東野幸治も一目置いているようだ。

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そもそも他の芸能人とは異なり、テレビ局がすぐに近藤真彦の不倫について取り上げなかったことも不評につながっていた今回の騒動。もちろん犯罪ではないが、この違和感の残る扱いには東野幸治も疑問を抱いており、15日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「いろんな地上波がやらないし」「テレビを好きな人間としては辛い」とコメント。ダウンタウン・松本人志もそれに同意し「(ほかの報道と)もうちょっと平等に扱うべき」と意見する一幕もあった。

18日に配信されたYouTube動画『東野幸治の幻ラジオ』でもこのことに触れた東野は「多分僕だけがしゃべってたらオンエアされてなかった」と明かしたうえで、「別に僕個人ですけど、自粛しろとか、テレビ出るなって一切思っていない」としながらも「ただ言ってたのは、この不倫はマスコミで叩いて、この不倫は叩かないってちょっとズルくないですか」と相手によって対応を変えるマスコミのあり方に疑問を呈した。

そんな東野だが、常に真っ当な意見を述べるカズレーザーには一目置いているという。カズレーザーといえば17日に出演した『とくダネ!』でこの話題に触れた際も、無期限活動自粛となった近藤に「ジャニーズ事務所は不倫はしません、そういうタレントを集めています、という看板がプラスになると思ったからこういう処分をとったと思う」「まあ、不倫しなきゃいいんじゃないですかね」と淡々と発言。これには東野も「真っ当過ぎてもう非の打ちどころがない」「マシーンのような答えを出して頂きました」とそのブレない姿勢に驚いていた。

今回の発言以外にも、昨年12月に『とくダネ!』(フジテレビ系)で外見について会話する際にセクハラやパワハラの境目が分からないと嘆いた梅沢富美男に対し「(キレイもブスも)言う必要ない」と一刀両断したり、今年9月には同番組でSNSの誹謗中傷について「自戒の念を込めてもう一度戒めるべき」とまさに出演中のフジテレビに堂々と意見したりと忖度なしに発言しているカズレーザー。これを好意的に受け止める視聴者は多く、東野も「最近、大きい芸能界のニュースの時に、カズレーザー様は一体なんておっしゃるんだってちょっと気になりだしてます」とその言動に注目しているという。ネットが普及し様々な情報を簡単に手に入れられる現代、偏った報道姿勢そのものに批判的な目が向けられている状況からして、正論を突き付けるカズレーザーのスタイルにスカッとする視聴者は多いのであろう。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)