ルーニーと直接電話で話したランパード
 チェルシーのMFフランク・ランパードは、イングランド代表のチームメイトであるFWウェイン・ルーニーのワールドカップ出場が危ぶまれていることについて、「ルーニー抜きでも戦える」と前向きなコメントに終始した。

「ウェインのケガにはもちろんショックを受けたよ。どんなチームであれ、ウェインの欠場は大きな痛手だ。でも、イングランド代表にはワールドクラスのメンバーが揃っている。ワールドカップ優勝を十分狙えるメンバーだよ。それに、ウェインの欠場でネガティブな雰囲気が生まれるのは危険だ。優勝を逃したときに、“ウェイン・ルーニー”の名前が言い訳に使われてしまう可能性があるからね」

 また、ルーニーと直接電話で話したというランパードは、マンチェスター・ユナイテッドの若きストライカーから復帰への前向きなエネルギーを感じ取ったという。

「ウェインとは電話で話したけど、報道されているほど深刻な状態じゃないと言ってたよ。骨折が複数箇所見つかったらしいけど、復帰にかかる時間が長くなるわけじゃないらしい。とても前向きな様子だった」

 一方、チェルシーがすでにリーグ優勝を決めたこともあり、モウリーニョ監督の計らいでシーズンを一足早く終えたランパードは「代表合宿ではケガに気をつけて、ワールドカップへの闘志を高めていきたい」と語り、万全の状態でドイツに乗り込むことを誓った。