ベンゲル、ロナウジーニョを警戒
 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、チャンピオンズ・リーグ決勝戦の対戦相手がバルセロナに決まったことを受け、改めて優勝への意欲を表わした。

 前日にビジャレアルとの準決勝を戦ったベンゲルだが、決勝戦の対戦相手が決まるバルセロナ対ACミランをカンプ・ノウで観戦。試合は0−0で終了し、対戦相手がバルセロナに決まると、ベンゲルは次のようにコメントした。

「今日はバルセロナの方がチャンスを作っていたし、彼らの決勝進出は当然だろう。決勝はかなりいい試合になるはずだ。我々にも十分チャンスはあると信じているよ。しっかりと準備をしたい」

 また、警戒する選手にロナウジーニョの名前を挙げたベンゲルだが、チームに対する信頼は揺らがないようだ。

「もちろんロナウジーニョには注意が必要だ。彼はどんな瞬間でも、スペシャルな仕事をやってのける選手だからね。しかし、自信を持って決勝に望むことが一番大切だ。チャンスを無駄にしなければ、優勝もみえてくるだろう」

 若手中心のメンバーを率いて、見事決勝進出を決めたベンゲル。苦しみぬいたシーズンを母国フランスのスタッド・ド・フランスで締めくくるベンゲルは、どのような戦いをみせてくれるのだろうか。