台湾、同性婚件数3553組に 最多は新北市

写真拡大 (全2枚)

(台北中央社)同性婚が合法化されてから今月で1年を迎える台湾。内政部(内務省)が発表した最新の統計によれば、3月末までに婚姻届を出した同性カップルは3553組となった。男女別の内訳は、女性同士が2431組、男性同士が1122組。一方、離婚したカップルは188組(女性114組、男性74組)だった。

居住地別では北部・新北市が722組で最多。以下、同・台北市(582組)、南部・高雄市(473組)、中部・台中市(423組)、北部・桃園市(347組)、南部・台南市(234組)と、行政院直轄6市が上位を占めた。

上記6市以外で最も多かったのは、南部・屏東県の110組。北部・新竹市(85組)、同・新竹県(84組)、東部・花蓮県(84組)がこれに続いた。離島は澎湖、金門が各10組、馬祖は1組にとどまった。

台湾では昨年5月24日、同性婚を認める特別法が施行された。だが、結婚には踏み切らず、パートナー登録にとどめているカップルが4月10日現在で2587組存在することも明らかになっている。

同部の陳宗彦政務次長はパートナー登録について、家族の理解を得てから結婚したいと考える人も少なくないことから、この制度は当面保留するとしている。

(王承中/編集:塚越西穂)