今月はじめにハンジ・フリック監督が、バイエルン・ミュンヘンとの契約を2023年まで延長した際にも、指揮官は改めてU17にて監督を務める、ミロスラフ・クローゼ氏をアシスタントとして招聘したい考えを示しており、その考えは今もなお変わることはない。「こうなればいい事だし、チームも喜ぶことだろう」と語ったフリック監督は。「ミロにとってもステップアップになるはずだ」と、言葉を続けた。

 すでに両者の間ではクローゼ氏に期待する内容、例えばオフェンス面でのコーチングやセットプレーといった部分などについて明確にされており、さらに6月に監督ライセンス取得を目指すことから時間の調整にも応じる用意がある。さらにサラリー面や契約期間、アシスタントとしてのポジションや、将来は監督をめざす同氏に対してその将来性も示していく必要があるだろう。

 なおそんなワールドカップ最多得点記録保持者に対しては、ブンデスリーガの1つのクラブも含む複数のクラブより、将来に向けた明確なキャリアへの展望が提示されており、あとはクローゼ氏からの返事を待つのみとなっているようだが、しかしながらどうやら流れはバイエルン残留にあるようで、決断のときは迫りつつある。