「サマンサタバサ」創業者の寺田和正氏が販売員1500人に1万円ずつ支給
サマンサタバサジャパンリミテッドの創業者 寺田和正氏が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、国内256店舗で働く約1,500人の販売員に1万円ずつ給付したことがわかった。
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寺田氏は1994年に同社を設立。国内に店舗を広げ、2006年にはニューヨークのマディソンアヴェニューに初の海外路面店を出店した。2019年2月期の連結業績では3期連続の最終赤字に沈むなど近年は業績が悪化。企業価値の向上を図るための経営体制刷新に伴い、同氏は昨年4月に代表取締役会長兼社長を退任したが、退任後も経営に関与しており、「サマンサタバサ(Samantha Thavasa)」をはじめとする主要ブランドの東南アジア事業推進を担っている。
同社の広報担当者は、「給付は寺田が個人的に実施したことなので我々も驚きました。日々刻々と変わる状況の中で不安と闘いながら向き合ってくれているスタッフたちに、少しでも安心して笑顔で過ごしてもらいたいと思って行動したのだと思います。寺田自身は『とにかく1日でも早く行動に起こしたい、と思い給付金を出した』と話しています」とコメントした。
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