購買コンサルタントが指南「いま洗濯機の買い替えは“縦型”!」

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「昨年の消費税10%へ引き上げで消費マインドが冷え込んでいるところに、新型コロナウイル禍が直撃。この先の景気はまったく見通せないのが現実です」

こう語るのは、調達・購買コンサルタントの坂口孝則さん。日ごろのちょっとした買い物から大きな決断まで、お金の使い方はその選択一つで得することもあれば、損を招くことも。そこで、カギとなる消費の1コマを2択クイズで出題! 得するマネー習慣はどっち?

【Q1】食料品の買い方で損を防ぐには?

まとめて買う or そのつど買い足す

正解は、そのつど買い足す。「1つの商品をまとめ買いするほうが価格的に安いことは多いが、実際は使い切れずに消費期限が過ぎ、廃棄してしまう家庭も。食品ロスを考慮すると、現実的にムダなく消費できるつど買いがいいでしょう」(坂口さん・以下同)

【Q2】今後、洗濯機を買い換えるなら?

ドラム式洗濯機 or 縦型洗濯機

正解は、縦型洗濯機。「性能と使い勝手の面で、最近まで洗浄能力が高いドラム式が有利とされてきました。しかし縦型の改良が進み、機能はほぼ同等に。そうなると、置き場所のスペースなどのメリットから縦型がおすすめ」

【Q3】30分の外出時、エアコンの電源は?

つけっぱなし or こまめにオフ

正解は、つけっぱなし。「エアコンの消費電力は設定温度になるまでが最大。設定温度になるとさほど電力を使いません。このため、窓を開けっぱなしにするなど、部屋の温度が大きく変わる場合は別として、少しの時間ならオンのままでOK」

【Q4】ゆくゆくは入るお墓を選ぶなら?

納骨堂 or 霊園

正解は、納骨堂。「一般的に、棚式の納骨堂なら25万円前後。霊園だと1基200万円前後の費用がかかります。ただ、日本人のお墓に対する思いは強いので、8倍の価格差をどうとらえるかは、個人の問題と言わざるをえない部分もあるのですが」

どっちが得か? の問いに「コンサルタントの立場から解答するのに、かなり悩む設問もありました」と坂口さん。

「今年は例年と違い景気の落ち込みが大きいため、前倒しで夏のボーナス時期に小売店舗がビッグセールをうってくる可能性も。大物家電の購入を検討している人は注意が必要です」

「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載