JR東日本の普通列車2階建てグリーン車に関するアンケートを実施。すべて空席の場合、約6割の人が「2階席」を選ぶと回答しました。「車端の平屋席」「1階席」ともに、それぞれを選ぶ理由も多数寄せられています。

普通列車2階建てグリーン車「2階席」を選ぶ理由

「乗りものニュース」では2020年3月13日(金)から15日(日)にかけて、JR普通列車グリーン車の利用に関するアンケートを実施。1417人から回答が集まりました。


JR東日本の普通列車に連結されている2階建てグリーン車(2015年6月、草町義和撮影)。

「首都圏で運行されているJR東日本の普通列車。その2階建てグリーン車にひとりで乗るとき、すべて空席だったらあなたはどこの席を選びますか?」の質問では、「2階席」を選んだ人が最も多く57.7%、次いで「車端の平屋席」20.5%、「1階席」19.5%でした。

「その他」は、「気分による」(25〜29歳、男性)、「季節や荷物の量で異なる」(50〜54歳、男性)、「景色を見たい場合は2階。寝たい場合は平屋」(45〜49歳、男性)、「昼は2階、朝と夜は1階」(40〜44歳、男性)、「休みの日なら2階席、仕事の移動なら1階席」(40〜44歳、男性)といった回答が寄せられています。

「2階席」を選ぶ理由として寄せられた回答(抜粋)は次のとおりです。

・見晴らしが良い。(35〜39歳、男性ほか多数)
・非日常を味わうため。(45〜49歳、男性)
・優越感があるから。(30〜34歳、男性)
・平屋より揺れず、1階より静かで眺めも良い。(40〜44歳、男性)
・進行方向に向かって一番後ろの席に座ります(左右問わず)。眺めが良い上、後ろを気にすることなく、リクライニングできるから。(35〜39歳、男性)
・1階だと上階の足音が響くから。(45〜49歳、男性)
・1階席はネズミになった気分になって落ち着かないから。(30〜34歳、男性)
・子供と乗る機会が多いため、必然的に2階席に座ります。(45〜49歳、男性)

普通列車2階建てグリーン車の「平屋」「1階席」を選ぶ理由

「車端の平屋席」を選んだ人からは、次のような理由が寄せられました(抜粋)。

・席数が少ない=人が少ないからゆったりできる。(25〜29歳、男性ほか複数)
・半個室感覚で落ち着くから。(35〜39歳、男性)
・荷物置き場が頭上にあり便利ですし、トイレに行くにも簡単なので。(40〜44歳、女性)
・荷物が多い時は車端の平屋席が一番良いかな。広々してるよ!(50〜54歳、男性)
・階段を使わないので楽。乗降口までも近い。(45〜49歳、男性ほか複数)
・台車の上なので、走行中のジョイント音が心地よいから。(20〜24歳、男性)
・アテンダントルームに近いので、車内販売で商品が売り切れていることが少ない。(35〜39歳、男性)

「1階席」を選んだ人の理由は次のとおりです(抜粋)。

・景色はイマイチでも揺れが少ない。(30〜34歳、男性)
・1階の方が乗り心地が安定しているし、2階と比べると空いていることが多いので。(30〜34歳、男性)
・一番揺れが少ない。2階も両端も酔う。(70〜歳、男性)
・レールや枕木を間近で見られるため。(40〜44歳、男性)
・列車のスピード感をより感じられる。(25〜29歳、男性)
・日中でもまぶしくないので落ち着ける。(50〜54歳、男性)
・基本的に子供や観光客は上か平屋に行くので、下の方が静か。(50〜54歳、男性)
・2階は近鉄特急で手軽に乗れるが、1階の景色は近鉄ではグループ席なので乗りにくい。なので普段見れない景色を楽しむことで1階。(45〜49歳、男性)
・ホームに生えてる雑草をみる。(40〜44歳、男性)
・ホームと同じ目線ってなかなか見れないから(笑)。(40〜44歳、女性)

アンケート実施概要
・調査期間:2020年3月13日(金)20時ごろから3月15日(日)19時ごろまで
・調査方法:Questantのシステムを利用して調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:1417