コンテが4戦ぶり白星のウディネ戦を総括! セリエAデビューのエリクセンや主砲ルカクに言及

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インテルを率いるアントニオ・コンテ監督が4戦ぶりの勝利となったウディネーゼ戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポルト』が試合後コメントを伝えた。

インテルは2日、セリエA第22節でウディネーゼとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。

次節にミランとのデルビーを控える中、3戦連続ドロー中の悪い流れを払しょくしたいインテルだが、出場停止のFWラウタロ・マルティネスと負傷の守護神サミル・ハンダノビッチの主力2選手を欠くことに。

その中でコンテ監督はインテルでのセリエAデビューとなるベテランGKダニエレ・パデッリ、17歳FWセバスティアーノ・エスポージトを代役に起用したほか、今冬の移籍市場終盤に獲得したFWヴィクター・モーゼスとMFクリスティアン・エリクセンを共に先発でセリエAデビューさせた。

前半はウディネーゼのフィジカルに苦戦し、辛くも0-0のイーブンで試合を折り返すことに。それでも、後半半ばにエリクセンとエスポージトに代えてFWアレクシス・サンチェス、MFマルセル・ブロゾビッチを投入して流れを変えると、FWロメル・ルカクのドッピエッタの活躍により難しいアウェイゲームを勝利で終えることに成功した。

同試合後、イタリア人指揮官は苦戦を認めながらもチームのパフォーマンスに満足感を示している。

「ウディネーゼは決して簡単な相手ではない。彼らはフィジカルに優れたチームであり、サン・シーロでの前回対戦も多くの問題を我々にもたらした。我々は主導権を握ろうとしたが、彼らも堅守とカウンターアタックで応戦を見せた」

「現在、我々はこれまでよりも良いスカッドを手にしている。その中で幾つかの最適解を見出そうとしている段階だ。今日に関しては少し慎重になり過ぎていたが、今後に向けては攻撃が最大の防御となるべく取り組んでいきたい」

また、コッパ・イタリアでの公式戦デビューに続き今回の一戦でセリエAデビューさせた新司令塔候補エリクセンのパフォーマンスについても言及。幾つかの課題を口にしながらも、デビュー戦の出来に満足していると語っている。

「まだ、彼はここに来てから5日ほどしか経っておらず、焦らせたくないと考えている。今日に関しては中盤の離脱者の問題もあって強行起用のような形になってしまったが、エリクセンはポジティブなインパクトを残してくれた」

「もちろん、彼には我々のスタイルに適応していくことや、セリエAで戦うためのフィットネスレベルを取り戻す必要がある。それでも、彼のスタメンデビューにとても満足している」

最後にチームを勝利に導くエースの仕事を果たしたルカクに関しては、「獲得に向けて圧力をかけたかいがあった」と、その働きに満足感を示した。

「ロメルには確かなクオリティがある。今日の出来は彼のベストパフォーマンスではなかったと思うし、彼はもっとうまくやれるはずだ」

「2つのゴールを奪ったことは非常に重要なことだが、彼はほかの分野でももっとできるはずだ。ただ、彼はチームと共に非常にうまくやっていると思うし、私は彼を称えるだけだ」

「彼の獲得に向けてクラブに圧力をかけたかいがあったというものだよ」

4戦ぶりの白星で首位ユベントスとの勝ち点3差をキープしたインテルは次節、復調気配を見せるミランとの重要なデルビーに臨む。