古巣バレンシアへの復帰の流れにあるかと思われていた、ボルシア・ドルトムントのパコ・アルカセル。だがその思惑とは裏腹に、その移籍へ暗雲が立ち込める報道が母国スペインよりなされた。ロドリゴ・モレノのFCバルセロナの移籍が、サプライズで破談になったという。

 マルカ紙によれば「半歩は足をつっこんでいた」状況にあったものの、しかしながら両クラブによる交渉は、「最後の最後で」破談になったとのこと。どうやら移籍金をめぐり、双方で合意点を見出すことができなかったようだ。

 このことがアルカセルの移籍に影響を及ぼすのか?すでにアルカセルとバレンシアは、移籍で合意済みであり、前述のロドリゴの移籍金の一部を投じる形で、穴埋めが見込まれているところだった。
 
 だがバルセロナとの移籍交渉が破談となれば、アルカセルの移籍にも深く暗雲が立ち込めることになり、それはさらにエムレ・ジャンの補強を目指すドルトムントへの影響が避けられないことだろう。ドイツ代表DFの獲得に向けては、移籍金やサラリー面など、金銭面が獲得へのポイントと見られている。冬季移籍市場の閉幕は今週金曜、日本時間26時まで。