修羅に生きる25歳、超人気YouTuber・ねこあやが『週刊プレイボーイ』のグラビアに初登場!

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2018年のYouTube急上昇クリエイターで1位を獲得。現在のチャンネル登録者は45万人を超える――それが、人気YouTuberのねこあやだ。

信じられない幼少期を過ごし、渋谷のギャル、港区女子、そして、YouTuberとしてサバイブする25歳が、1月27日発売『週刊プレイボーイ6号』の袋とじグラビアで初セクシーショットを披露。修羅に生きる彼女の生き様とは?

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■母親からのリスカ強要でプツンと切れた

――初の著書『中3で親に捨てられて黒ギャルになり クソ金持ちの婚約者に死なれて鬱になったワイが YouTuberになって年収8000万の今だ』が話題ですが、タイトルが強烈ですね。読んでいる最中は始終、『ザ・ノンフィクション』のテーマ曲が頭の中で響いてました。

ねこあや(以下、ねこ) 隠したいのは乳首とアソコだけですから。それ以外のNGは全然なし。「身も心も露出狂♪」という売り文句に偽りはございません。今回、グラビアの話も「ありがてぇ」です。

――ざっと生い立ちを振り返らせてください。

ねこ うん。生まれはスペインで、1歳とちょっとで生みの母親とは死別、3歳になる前に日本に来ました。母親と13歳離れた伯母・ジェニーに引き取られる形で。みんなが想像するようなわかりやすい豪邸生活だったね。兄は私立の有名小学校に通っていたし、私はインターナショナル幼稚園に入園したし。まぁ、そんな暮らしはすぐ終わっちゃいましたけど。

――崩れ始めたきっかけは?

ねこ 建築関係の仕事をしていた(育ての)父親が競合にハメられて、警察にパクられちゃった。戻ってきて会社も家も全部売って、団地に引っ越すと生活は一変。小学生のときは家事のほぼすべてをやらされたんだけど、「私が女だからこんな目に遭うの?」って、ち○ち○欲しいと泣いてました(笑)。

――小学校のエピソードで衝撃だったのが、母親からリストカットを強要され、後に精神科に強制入院させられるという。

ねこ 虐待されてる意識はあったけど、家出しても行くのは友達の家で、すぐ連絡されて戻ると怒られるでしょ。何か言うと罵倒されて、だったら言わないほうが賢い。黙っておこうと。

小さな諦めが積み重なって、リスカの強要でプツンと切れちゃった。この状況、絶対におかしい、普通じゃねぇって思っても、口には一切出さないんだよ。もう完全な諦めです。で、そのゴール地点が精神科なんだけど。

――病気ではないのに無理やり入院させられて。

ねこ 私あのとき、身長は161cmあるのに体重が29kgしかなかった。だから、学校経由で役所から通達があって病院に行くことになったんだろうけど。どこも悪くないのにね。大学病院の科をひと通り回って、機能に異常がない、臓器も骨も血液も健康だってなった場合、精神科に入れるしかないのよ。

当時の記憶がしっかりあって、6人の大部屋に3人。前のベッドが拒食症の子で、隣が薬物中毒のお姉さん。看護師さんはまともに取り合ってくれないし、うわ〜、登場人物、全員ヤバいなって思いながら、鏡でずっと自分の顔を見てましたね。私は大丈夫だって、心の中で思いながら。

■私の主体性はギャルにつくられた

――中学に入学してから、徐々に状況が変わっていきました。

ねこ 中1が終わる前に父親に預けられたけど、すぐに見放されて母親の元に戻ってからは家出少女。友達の家を転々としてました。

中3の途中からは親友の家に居候させてもらって、卒業間際、急にジェニーがカナダに嫁ぐことに。やったー! 出ていったって、最高のプレゼントを残してくれたんだよね。正直、中学を卒業したら泥すすっても、チ○コしゃぶっても自分ひとりで生きていくって決めてたから、本当にラッキーでした。

――そして、ギャルの道へ。

ねこ 私、3歳でギャルを認識したんです。中野の駅前で父親とはぐれてボケッとしてたら、3人組のガングロ、ルーズソックスに絡まれたの。ピーパー話しかけられて、不思議でイカした人たちがいる、かわいいなって感じた。

ギャルの存在は自分の中で、今につながるすべてのベースにあります。私の主体性はギャルにつくられたって、本にもしっかり書きましたから。

――"ギャルにつくられた主体性"について、もう少し詳しく教えてください。

ねこ 中学までの私って、家族の問題があったから、自主性が限りなくゼロに近いの。半面、学校だけは自由で解放の場所だから、社会性は100くらいの女の子でした。これってかなり危うい存在だよね(笑)。

ギャルになって、渋谷のストリートにたむろするようになって学んだの。ギャルのマインドって、自己プロデュースと自己発信の能力につながってるって。自分だけのメイクやファッションを研究して、みんなにどうやったら注目してもらえるか、とにかく考えること。

見せ方、見られ方を熟知してるギャルが"カリスマ"なんて呼ばれてさ。だから、私なりの売りを徹底的に考えました。考えて、考えて、考えられないくらいに。

――とことん自分と向き合ったんですね。

ねこ ですね。さっき話したリスカの強要だったりがあって、幼くして自分を諦めて個を忘れようとした。16歳の私は、周りより10年遅れて、ギャルになる過程で本来、幼児期につくられる自主性をつくったんだよね。

ギャルにもいろいろいるけど、益若(ますわか)つばさちゃんみたいな天才派もいれば、渋谷のストリートから叩き上げの努力派もいる。私は完全にそっち。トラウマ系の努力派です(笑)。まぁ、痛い目を見ることも、もちろんありましたけど。

――渋谷は居心地がよかった?

ねこ 親がいないだけで、どこでも天国だったから。何が幸せなのかわからなかったけど、全部幸せ。お金がなくても、冬に電気とガスが止まっても、飯が食えなくても幸せでした。

そうそう、いまだに自分でも得意だなって思うことがあるんです。それは、退屈がまるで怖くなくて、何時間でも座っていられること。6時間、体育座りしてじっとしてろって言われても、楽にできる......って、なんの話でしたっけ?

――ギャルについてです。ギャル雑誌『Ranzuki』の専属モデルとして知られた存在になりましたね。

ねこ 10年遅れてスタートしたから、たぶんみんなより成長スピードが速いし、どこか根底には憧れの対象でいたい気持ちがあったのかな? いや、違うなぁ。みんなと同じなのがいやだったんだよ、きっと。

だから、同級生が当たり前のように渋谷で遊ぶようになると、活動拠点を港区方面に変えました。高校が終わるあたりから。接待や会食の席に呼ばれたら、ピーパーしてタクシー代をもらって、みたいなことを一日に数件はしごする生活にシフトしましたね。

■婚約者との死別。空っぽの2年間

――いわゆる"ギャラ飲み"の類(たぐい)ですかね?

ねこ そうそう。港区女子の先駆けと言えばわかりやすいかな。ここでも自己プロデュースが大事。ビジネスが絡んだ接待のシーンで、私に求められるのはなんだろうって。

どこの現場に行っても最年少だし、ギャルの経歴もある。言葉遣いや最低限の礼儀はわきまえて、とにかくピーパーピーパー盛り上げる。常に母親の顔色を窺(うかが)っていた過去の経験があるから、相手が何を欲しているか瞬間的に察知できるんです。反射的にポンッと対処できる能力は高いからね。

――著書には、石油王の接待に呼ばれるまで上り詰めたと。

ねこ ここでは絶対に言えないような大物たちにもよくしてもらいました(笑)。なんでウケたんだろうね? はっきりした理由はわからないけど、嘘だけはつかなかった。どんだけ偉かろうが、お金を持っていようが、同じ人間なわけでしょ。態度が悪い飲んだくれがいたら、こっちもそれなりの態度を取るよ。

ある有名会社の社長に、「このヨッパゲ!」って言ったことがあるんだよね。酔っぱらいのハゲが悪態ついてるから、我慢できなくて。生粋(きっすい)のボンボンで、嫁とは政略絡みのお見合い結婚、みたいなわかりやすい金持ち。そしたら、おまえ、相当口が悪いなって大爆笑。後々聞いたら、うれしかったんだって。普段、感情をぶつけられることなんてないみたいで。

逆に、器の小さい小金持ちほどタチが悪い。このジャンルにはハマりづらかったですね(笑)。

――そんな港区ライフのなかで、婚約者と出会ったんですよね?

ねこ 彼は港区に出入りするような人じゃないんだけど、たまたまお祝いの席があって来てました。人見知りで会話も弾まないし、さっさと帰ろうとしたら、去り際に名刺をくれて。

ゲーム好きだっていうから、じゃあ普通にそれやろうとなり、友達みたいに接したんだよね。超ウザいとか、ダッセェとか言えちゃうフランクな関係。そんな砕けた態度が新鮮に映ったようで、好きになってくれたらしいです。

――その彼が唐突に亡くなられます。著書に書かれた、「いま思い出しても人生暫定1位で幸せな日々だった」との記述が印象的でした。

ねこ ね、ほんと、あっけないよね。亡くなって2年は何もできなかった。パチンコ、睡眠、パチンコ、睡眠。寝て起きて、飯食って、クソして寝るの繰り返し。自分の意思もなーんもない。生きてる感覚がないから、臓器提供の意思カードだけは作っておこう、みたいな。空っぽでしたね。

■生まれ変わってもまたこの人生を

――どん底から立ち直れた理由は?

ねこ 引きこもって2年がたって、われに返った瞬間があったんです。え? 私、来月24歳だぞ。ヤバくねぇかこの現状、怖(こえ)ぇってシンプルに気づいちゃった。

ダメだ、もう死ぬしかないって、親友のてんちむ(タレント/登録者100万人を超えるYouTuber)に相談したら、いやいや、YouTubeやってみようと諭されて。で、こっちの道に進むことになりました。こけたらAVデビューだなって覚悟で。

――始めた当時(2018年)、すでに多くのYouTuberが存在して、新規参入するにはなかなかハードルが高かったはずです。

ねこ 戦略として、登録者10万人になるまで週4本の投稿を継続する、年に4本は賛否両論ある動画を出すと決めてました。でも考えたら、やってることはこれまでとまったく同じ。ネットのセンター街でたむろして、ネットの港区で演じる。場所がYouTubeに変わっただけで、自己プロデュースと自己発信の内容と方法は変わらないわけで。

――なるほど、確かに。

ねこ あと私、本にも書いたけど、成功するまで絶対にやめないから。だから、勝率100%。宝くじもパチンコも当たるまでやる。もうひとつ強みがあるとしたら、NGがないこと。好きなように生きてるだけで、どんな受け取られ方をされても気にしません。ありのままの自分を見せて、称賛するもよし、叩くもよし、もう好きにしてください(笑)。

――最近、芸人やスポーツ選手など、"プロ"もYouTubeに参戦する機会が多いじゃないですか。今後、より増えそうな流れですが。

ねこ なかなか数字が上がらないチャンネルも多いみたいですね。元も子もないことを言うと、プロを見たけりゃ、テレビをつければいいんだから。制作会社が凝って作ったような動画に視聴者は疲れちゃうんじゃないの。

私みたいな日常系をアップする投稿者は、あくまで一般人ですよ、という線を越えちゃダメ。他人の人生のチラ見が面白いし、自己投影できる楽しさもある。今後生き残りそうなのは、ハウツー系とか実際に有意義な知恵や知識を提供するコンテンツだと思います。とは言っても、私はあくまで日常系を貫きますけどね。

――YouTuberデビューから3年目、登録者は45万人を超えています。

ねこ 去年はレギンスをプロデュースしたり、イベントやCMだったり、本を出版したりの影響もあって、ねこあやの幅をかなり広げられました。でも、さすがに走りすぎかな。今年はちょっとひと息ついて、YouTuber同士のつながりを生かしたコラボなんかをやってみたいですね。

――YouTuberは今後、ずっと続けるイメージですか?

ねこ いやいや全然。YouTubeというプラットフォームがどう変化していくかわからないし、合わないと思ったらポンって切り捨てちゃうかもしれません。時代の変化に適応するためには常に動いておいて、いざというときにすぐ対応できるようにしておかないと。それこそ、渋谷のストリートから港区の夜、YouTubeに住処(すみか)を変えていったように。

実際にファンドを作って、お金を回して新たな事業を立ち上げることも考えてます。その先に、いつか児童福祉に関わるのが夢なんですよ。

――その思いはやっぱり、自身の経験があったから?

ねこ もちろんゼロじゃないとは言い切れないけど、自分のことより他人のこと。本当に困ってる人がいるなら、見て見ぬふりはできないですよね? 風俗嬢の子供を預かったり、歌舞伎町の託児所を手伝ったりした経験があって、殴る蹴るの現場に居合わせたことはないけど、ネグレクトで死んじゃう子だっているんだから。自分の子供もいつかは、というより20代のうちに産みたいと思ってます。

――ここまで駆け足で半生を聞いてきましたが、最後の質問を。生まれ変わってもまた、ねこあやになりたいですか?

ねこ 16歳か17歳の頃だったと思うんだけど、雑誌で自分の特集が組まれて、生まれ変わってもまたこの人生を選びたいって偉そうに語ってんの(笑)。その気持ちは今も変わりません。ゼロからの成功よりマイナスからの成功のほうが、振り幅が大きくて糧になるって知っちゃったから。どん底からのスタートだったでしょ。上がったときの快感も覚えちゃった。そんなのロクな生き方じゃないけどね。でも、私の人生は私のもの。

60歳くらいになったら、石垣島あたりに親友と移住してペンションをぶっ建ててさ、お互い髪の毛を紫色にして、ファンキーなババアになってね。ボケたほうからモチを食わせて、ぽっくり殺し合い(笑)。そんな死に方、よくないですか?

(スタイリング/青木貴志 ヘア&メイク/yuzuko)

●ねこあや 
1994年1月29日生まれ 
本名=金子じゃねん(生まれ月と母親が好きだったシャネルを掛け合わせて命名) 身長164cm 体重40kg 
○高校生の頃にギャル雑誌『Ranzuki』の専属モデルとして活躍。2018年に「かねこあや(ねこあや)」としてYouTuberデビュー。現在のチャンネル登録者数は44万人超。著書『中3で親に捨てられて黒ギャルになりクソ金持ちの婚約者に死なれて鬱になったワイがYouTuberになって年収8000万の今だ』が好評発売中。
公式Twitter【@j_19940129】 
公式Instagram【@k.nekoaya】

撮影/小塚毅之